明石さんの魅力

四畳半神話大系は「小津と私の友情物語」でもあり、「明石さんの恋愛物語」でもある。アニメはどちらかというと前者が押し出されていて、明石さんとはどういう人物なのか考える。前半はセリフ抜粋 後半は私(me)の考えです。

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  • 小津と私の1つ下の後輩
  • 蛾が唯一の弱点
  • もちぐまが好き

 

 

明石さんから見た「私」

明石さんは度々、私に対して”約束”という言葉を使っている。その約束とは何なのか…

●第1話 テニスサークルキューピット

関係:下鴨古本市で出会う

下鴨古本市明石さんは私はもちぐま猫ラーメンの話をする。私がもちぐまを探すと約束すると

明石さん「猫ラーメンに連れて行ってください」 

 と言い「約束ですよ」と続く。

この約束は小津と私が鴨川デルタでロケット花火をした後の焼肉屋で明石さんが私を店から逃がす時にも出てくる

明石さん「約束をはたしてください」

 

●第2話 映画サークルみそぎ

関係:みそぎの後輩

みそぎでの私はサークルの鼻つまみ者である。変な映画を作り上映して冷笑されているが

明石さん「またアホなもの作りましたね」
  私  「ろくでもない映画を見てもらってすまんね。
明石さん「たしかにろくでもなかったですけど、私は嫌いじゃありませんでした」

明石さんは私や小津の作る映画を面白がっている。

後半の私が城ケ崎先輩暴露上映会後、逃げ出すシーンで明石さんは私に「約束をはたしていない」と言う。

この約束は私が以前明石さんに話した『撮影中の新作映画』のことだと思われる

 

●第3話 サイクリング同好会 ソレイユ

関係:サークルの後輩

 明石さん「何もしなくてもかまいません。ただ先輩のその体でパイロットになってくださいませんか?」

明石さんは不毛な努力をした先輩をそのまま受け入れてくれている

 

●第4話 弟子求ム

関係:弟弟子

無能な私が束子を探せなく困っていると明石さんが助ける。

この話の私は割と明石さんにラブで明石さんとのバラ色のキャンパスライフまで思い描いている。

 

●第7話 ヒーローショー同好会&第8話 読書サークルSEA

関係:後輩

もちぐまんの着ぐるみをきた私がヒーローショーで不良に絡まれている女子高生の明石さんを助ける。

明石さんはこの後、楽屋そばまで行き堅い感じでお礼を言う。

文通をしている私は樋口景子さんの自宅まで行き、その正体が明石さんであることを知る。

明石さん「私、先輩に助けられたことがあるんです。もちぐまんショーのこと覚えてますか?」

私   「あれは君だったのか」

明石さん「私はまだ高校生でした。あの時先輩はとてもかっこよかったです」

文通について明石さんは「先輩は見栄っ張りだった」と話す。

 

●第9話 秘密組織 福猫飯店

関係:みそぎ(明石さんと相島をくっつけるように依頼される)

冒頭から明石さんの飛行機を盗み張り手をくらう私はその後、結構落ち込んでしまう(笑) 落ち込みすぎて師匠の元に相談しに行くくらいに落ち込む

 

●第11話 最終話

関係:古本市

中盤で私は明石さんのことを回想する。

私(N)「要するに、率直に、大方の予想通り、平たく、ところはばからずに正直に言ってしまえば その時私は、彼女に惚れたのである」

簡単に言うと「黒髪の乙女と爽やかに汗を流したい」などと言っていた私だが本当のところずっと前に明石さんに惚れていたことを言っている。

 

部屋を出た私は蛾に怯える明石さんにもちぐまを渡す。

私   「それよりよければ猫ラーメンを食べに行きませんか」

明石さん「なぜだか私はずっとその一言を待っていたような気がします」

 

 

ここから自分の意見

明石さんの約束はもちぐまを返すことではない。”猫ラーメンに先輩と行くこと”が明石さんの約束だと思う。

明石さんという人間はバードマンサークルでもわかる通り、不毛なことに情熱を燃やせる人である。そして、「私」の不毛な情熱を評価している。

映画サークルでは先輩の撮った映画に笑い、バードマンでは「何もしなくても構わない」と言い、文通では「先輩は見栄っ張り」だと言う

明石さんは素の「私」を最初から見ている。しかし、「私」は色々な黒髪の乙女のことが気になり奮闘しているのを見て、どう思っていたんだろう。明石さんって実は凄く辛抱強いのかもと思った。特に文通で見栄を張ってる「私」を見てあんまり良い気はしていなかったはずだ。

最終話の「なぜだか私はずっとその一言を待っていたような気がする」というのは、先輩とご飯に誘って貰うのを約束し、それを待っていたということではないだろうか。

もちぐまが「私」の部屋でいつもぶら下がっているのは明石さんはちゃんとここで見てるゾって言うことじゃないかな(?)

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明石さん「約束をはたしてください」(1話)

 

こう考えるとすっっっごく可愛い!!!!

てか、高校生の時に助けられたってそれ何年越しの恋なんだよ!!

明石さんってクールに見えて本当は「私」のことが好きで私が失敗しそうになるとフォローして、でも自分の気持ちは黙ってるっていじらしい娘だな!!

 

もはや私の勝手な妄想は膨らんで1話の猫ラーメンでの師匠と私の会話も本当は明石さんの気持ちを知っている師匠、小津たちが仕組んでいるんじゃないかって考え始めてる。 可愛いな…

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おわり