四畳半神話大系の感想 小津と私の関係
アニメ四畳半神話大系の感想1
小津と私の関係
小津と私は腐れ縁、どこのサークルにいても私の邪魔ばかりしてくる小津に私はうんざりしていて「小津は幸せにならなくて良い!(第一話)」と叫んでいる。
さて、第一話の冒頭、猫ラーメンを食べている私と師匠からアニメは始まる。
そこで師匠は「明石さんとの縁を私か小津どちらかに結び付ける」ということを話す。
小津と私はその後鴨川デルタでコンパをしている人たちへ向けて打ち上げ花火をし、焼き肉屋にて
小津「明石さんというアホな人間を理解できてしまう不幸な人間は不幸な人間は今まで僕しかいなかった。彼女にはできてしまうんだな」
この世界の私は、小津はテニスサークルで知り合った小日向さんと付き合っていることを私に話していない。
そして、小津は1回生の夏小日向さんに私が振られたことを知っている。
小津は私に対して罪の意識がもしかしたらあったのかもしれない。だから明石さんと私をくっつけようと師匠を通してお願いをしたかもしれない。
小津「僕なりの愛ですよ」
この言葉がすべてを物語っている。私は「小津に対して幸せにならなくて良い」と言っているのに対して小津は彼を好きなのがわかる。
第9話(福猫飯店)、小津に小日向さんという彼女がいたことを知り、小津は自分とは違い無意義な学生生活をエンジョイしていたことを知り、私はショックを受ける。
ここで小津が運命の黒い糸をハサミで切り、小日向さんの元へ行くシーンが入り、私はどのサークルにも所属しない選択をすることになる
カステラの意味
カステラの登場シーン
- 第1話 小津から私へ 怒りながら食べる
- 第5話 小津失脚後、明石さんと師匠から私へ
- 第8話 文通が小津に仕組まれたものと知った後、怒りながら食べる
- 第10話 小津たちがいない世界で泣きながら食べる
小津はたびたびカステラを運んでいる
小津「大きなカステラを1人で食べるのは孤独の極致ですから」(1話)
と言い小津は私にカステラを渡す。
第10話で私は四畳半世界に閉じ込められてしまう。部屋にあるのは小津がくれたカステラと魚肉ハンバーグのみ。私は小津から貰ったカステラがなければ魚肉ハンバーグのみの生活になっただろう。
平行世界を移動しながら私は様々な人物を多面的にとらえることができた。小津は全ての私に関りを持ち、その私が(本人はそうは思っていないが)バラ色ではないが楽しそうなキャンパスライフを送っている。
10話の私は四畳半に閉じこもり、サークルに入らない世界の話だが小津はゴキブリキューブ暴発の件でカステラを運んでいる。
私はカステラを食べながら様々な平行世界の自分が小津と楽しそうにしているのを見て泣きながらカステラを食べる。
第11話(最終話)
小津はたった一人の親友らしかった
ほとんど全ての私にカステラを運ぶ小津は、様々な平行世界の自分の親友であることがわかり、私は泣いた。
最後、アパートから脱出私が裸になり小津の元に向かうシーン
私のサークルユニフォーム姿が登場するが、私は最後裸になり小津の元へ飛んでいく。
小津の顔が変わっているのは私が第1話言っていた、「小津は幸せにならなくて良い!」という小津を悪党だと思っていたのがこの平行世界の旅を経て彼を多角的に見れるようになり見方が変わったということを表している。
その証拠に私は小津が相島先輩から狙われていることを知り、小津に知らせないとスマートフォンで教えようとしていた。
結局どんなサークルに所属していても、所属していなくても(裸)、小津と私は運命の黒い糸で結ばれていた。(切られてなくて良かったね…)
このアニメを見て、小津のような友人が欲しかった…と思った。小津は私の所属してるサークルや立場など関係なしにカステラを運んでくれ、私の本質を見てくれている良い友人。羨ましい